【ひと言】平均寿命過去最高に!しかし増え続ける介護医療費と国民医療費

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【2019年】日本国民の健康状況を振り返る

2018年厚労省の簡易生命表によると「男性81.25歳」「女性87.32歳」と前年を上回り過去最高を更新したようです。これは男女とも脳血管疾患及び肺炎などの死亡率が低下したためと分析されているようです。

和暦 男性 女性 男女差
平成2年 75.92歳 81.90歳 5.98
7年 76.38歳 82.85歳 6.47
12年 77.72歳 84.60歳 6.88
17年 78.56歳 85.52歳 6.96
22年 79.55歳 86.30歳 6.75
27年 80.75歳 86.99歳 6.24
28年 80.98歳 87.14歳 6.16
29年 81.09歳 87.26歳 6.17
30年 81.25歳 87.32歳 6.06

しかし私は単に自分や妻、家族や友人に長生きをしてもらいたく知識を肥やしているわけではなく、生涯自立した生活を送るために日々生活習慣を大切に提案しています。では健康寿命と平均寿命の差を見てみましょう。

健康寿命と平均寿命のグラフ【内閣府第一章高齢化の状況】より抜粋

最も最近の平成28年を見てみると「男性は平均で8.84年」「女性は平均で12.35年」も死ぬまで誰かの支援が必要な生活をしていることがわかります。

では続いて厚労省が発表した【2018年人口動態統計】における死因別死亡者数10位までを見てみましょう。

男性 女性
死因

死亡数(人)

死因 死亡数(人)
全死因 699,144 全死因 663,338
悪性新生物 218,605 悪性新生物 154,942
心疾患 98,027 心疾患 110,183
脳血管疾患 52,385 老衰 81,405
肺炎 52,149 脳血管疾患 55,780
老衰 28,201 肺炎 42,505
不慮の事故 23,653 不慮の事故 17,560
誤嚥性肺炎 21,654 誤嚥性肺炎 16,808
慢性閉塞性肺疾患 15,319 血管性等の認知症 13,148
自殺 13,854 腎不全 12,850
腎不全 13,230 アルツハイマー病 12,437

全体の役3割を占める悪性新生物は男性は1位肺がん・2位胃がん・3位大腸がん。女性は1位大腸がん・2位肺がん・3位膵臓がんでした。悪性新生物も含め殆どの死因は生活習慣と密接に関係した病気であるため予防や遅延が可能です。

2019年9月15日(敬老の日)現在の100歳以上の高齢者は7万1274人で過去最多を更新したそうです。

2017年の利用者負担を含む介護費用の総額が10兆2188億円となり、介護保険がスタートした2000年から初めて10兆円を突破しました。

介護費用の推移

厚労省によると約2年前の2017年に支払われた国民医療費は43兆円を超えたました。高齢者の人口が増えたことが大きな理由だと私も思いますが、病院を老人ホームのように利用する高齢者や、治療する必要もない方達を通院させ続ける病院が存在することも医療費高騰の原因と言えるでしょう。

「frailty」が語源のフレイルとは「虚弱」という意味で骨や筋肉などの機能が低下し心身共に弱った状態を指す言葉です。具体的には「自立している状態」と「介護状態」の中間の状態と言ったところでしょうか。

そして、政府はフレイル状態の人数を把握するため、75歳以上の後期高齢者を対象に2020年度から新たに検診を導入することを決めました。フレイル検診は市町村で実施され血液検査や質問票などで判断されます。

質問票は厚労省のサイトで紹介されていますので気になる方は要チェックです。